2007年06月

5 来年の合格に向けて、教材選び(その2)

さて、IDE通信のうちどのコースを受講するか?

IDEで長期講座を受講すれば来年の本試験までは受講生として扱われて、電話で質問を受けてもらえる。
長期講座のうち、テキスト、条文順過去問題集、板書マスターなどの基本教材がセットされた3万8千円のコースと、それにカセット講義がついた10万円弱のコース、そして基本テキスト類はなしで、答案練習問題と解説テープのみの答案練習ゼミ(5万円程度)が候補だ。

もちろん充実した教材を揃えた方が安心だが、この半年間の勉強量を考えてみると、さほど多くの教材をこなせる自信はない。かといってしっかりとした実力が付かなかったら元も子もない。

そんなことを考えながら、インターネットで情報収集をしていた。
うまく得点できた人、ダメだった人、いろんな人が書き込みをしている。
そんな中、IDEの答案練習ゼミ(通信)を使って見事合格確実点を叩き出した人がいたので、私は彼にどんなふうに学習したのか聞いてみた。

彼は実はこれが3回目の受験で、初年度はやはり市販の教材を使い、2年目にIDEの長期通信(カセット付き)を使用して択一では合格点を取りながらも、選択式で1科目足切りに引っかかってしまい、3回目の今年、通信の答案練習ゼミを中心に学習したとのことだった。
教材の感想としては、答案練習ゼミのカセットの解説がとにかく優れていて、一度聞いただけで問題の論点が見事に掴めて記憶に残るとのこと。また、社労士の試験で重要なのは、難問に振り回されずに、簡単な問題、中程度の問題での取りこぼしをいかに減らすかであり、この答案練習ゼミの問題はそういう点でレベルが高すぎず、低すぎず、丁度良くできており、選択、択一各30問を解いて解説を聞いていくだけで知らず知らずのうちに得点力が上がると絶賛していた。

実際の合格者がこれほどまでに評価する答案練習ゼミなので、私もぜひ受講したいと思ったが、いかんせん私はまだ基本が身に付いていない。来年確実に合格するためには、やはりIDEの基本テキストで勉強する必要があるのではないか?

だからといって、それぞれ5万位かかる基本講座と答案練習ゼミの両方を受講するほどお金に余裕はない。けれど基本講座だけでは心配だし・・・。

結局どちらも捨て難かったので、私は去年の教材を(安く)譲ってくれるよう彼に頼むことにした。中古の教材を売買することは、著作権上の問題がなきにしもあらずだが、IDEからもきちんと基本講座を購入するのだから良しとしよう。
幸い、合格発表後には答案練習ゼミの教材一式と、昨年のIDEの模擬試験の問題までおまけに付けて譲っていただくことができた。
もちろん、IDEからも基本講座を購入したのは言うまでもない。
 

3 来年の合格に向けて、教材選び(その1)

本試験が終わってから数日間、私はずっと来年どう勉強するか考えていた。

今年の学習が失敗に終わった原因は何か?

・勉強の絶対量の不足(1月から手探りで開始したため)
・分からない時に聞く相手がいないせいで、時間をロスしている
・基本テキストが使いづらい(真島の基本書)
・常識科目について、市販の教材では情報の質と量が不足

自分で分析した限りではこんな感じだ。
特に苦しんだのはやはり質問相手がいないこと。これが致命的に理解を遅らせた。年金科目を理解しきれなかったのも、このことがかなり影響している(時間がなかったのもあるが)。複雑な科目ほど、テキストとテープだけでは理解しきれないのだ。

仕事のことやら、費用のことを考えると、さすがに通学は難しい。限られた時間の中で有効に知識を身に付けるには質問制度のある通信教育が一番いいと思った。

数ある通信教育を全て調べたわけではないが、掲示板などでの評判、またこれまで使用してきた条文順過去問題集やカセットテープの品質の高さを考えると、IDE社労士塾(通信)が一番頼りになりそうな気がした。また、LECやTACなどの大手と比べると、社労士試験だけを専門に扱っているというところが魅力だった。
 

5 17年度本試験の結果

会社を辞めてまで受験勉強に専念した結果がこれ。
さすが終わった瞬間に不合格を覚悟しただけのことはある。
ただ、この年、惜しくもという結果になるよりは、見事にハシにも棒にも引っかからない方が、翌年の受験へのモチベーションはコントロールしやすい。
そういう点では、分りやすくていい結果だったと思っている。



17年結果








































選択式の労基は2点救済。
択一の常識と国年は足切りである。
特にこの2科目が苦手だったわけではないが、本試験レベルに対応できる学力が付いていなかったのは確かだろう。
むしろその他の科目が運が良かったといった方がよい。
いずれにしても、一からやり直すしかない。 

5 最初の本試験

本試験当日は早めに家を出て、会場の名城大学へと向かった。
目的地に近付くにつれて、受験生らしき人影が目立つようになる。
地下鉄の階段を上ると、会場までの歩道は受験予備校のチラシ配りの人で埋め尽くされていた。
そして会場へと続く受験生の列、列、列・・・。

何だか自分がとても場違いな所へ来てしまった気がした。
受験生はもちろん、それを支える予備校の人たちも皆、真剣だ。まさにここは勝負の場所。

年金科目の全体像すら把握できていない状態で、こんな所へ来るなんて、ちょっと失礼じゃないのか?

そう思うと不思議とリラックスできた。
受験番号を確認して会場に到着した。
落ち着いて周りを観察するとなかなか面白い。必死の形相でテキストを読みふける人もいれば、落ち着いて瞑想する人、寝ている人。
試験官も色々なタイプがいる。アカ抜けない感じのおっさん、まだ20代の茶髪のお兄ちゃん、女性は地味な人が多い気がした。あんな兄ちゃんでも試験に受かれば社労士なんだと思うと不思議な気分だ。

試験官のくどいくらいの注意事項の説明の後、選択式試験が始まった。

いつものように労基から解き始める。
ところが、これが難しい。20分ほど考えたが、自信のある答えが3つ埋まらない。
仕方ないので飛ばして進む。
他の科目はおおむね回答できた。
ちょっと迷ったのは労一の右向きと上向きくらい。これも文脈から判断して右向きと決めた。この辺はまるで国語の問題を解いているようだ。
残った時間は30分。再度全科目の解答の自信度をチェックして、労基以外は安全圏であることを確認して、労基に再挑戦。
結局、自信のある答えは見つからず、迷いに迷って終了直前に祈るようにマークした。

昼休み、出がけにコンビニで買ったサンドイッチを食べながら横断集を読むが、あまり頭には入らない。答え合わせはしないほうがいいと聞いていたので、午前の試験のことは考えないようにする。

テキストやら問題集、ノート、横断集など、随分と持ち込んでいたが、結局ほとんど使わないまま午後の択一がスタート。

国年から解き始めるが、調子が良くない。
どの問も自信を持って回答できるものがない。
結局、30分以上かかって無理やり答えを選んで厚年にかかる。
これもまた難しい。基金のことなんてほとんど覚えていないので、山勘で解き進む。
自分の知っている知識だけを頼りに、少しでもそれに反するような肢は×にした。
厚年も30分以上かかった。

ここまできて、時間が足りなくなることを予感したため、比較的理解できてそうな労災、雇用を先にやることにする。
その後、常識、健保が終わった頃には残り時間が20分を切っていた。
長文の労基を残してたった20分!?
完全にヤケクソで回答していく。
ほとんど考えず、頭から読んでいって答えらしき肢が見つかったところで後の肢は読まずに次へ進む。

あっという間の3時間半だった。

模試の時と同じで、時間配分もうまくいかなかったし、ほとんど自信を持って回答できたとは言えないけれど、最後まで諦めずにやり抜いた満足感があった。

ただ、あんなに一生懸命勉強してきたのに、本試験に間に合わなかったことが悔しかった。絶対に来年は合格してやる、帰り道でそう誓った。

帰ってから、受験会場にハンカチを忘れてきたことに気付いた。交通費と所要時間を考えると取りに行くわけにもいかないので、諦めることにした。

ただ、忘れ物はもうひとつあった。
それは決して諦められないものだ。
来年必ず持って帰る。
合格という忘れ物を!
 

1 本試験前日に思ったこと

本試験の数日前から図書館の自習室で社労士の教材を開いている人を目にすることが多くなっていた。

意外と身近にいるもんなんだな。

孤独な独学者にとっては、そんなことでも励みになった。



本試験の前日は土曜日のため、図書館は5時で閉館となる。

仕方ないので、そのままマックへ行って勉強を続けた。

8月からは過去問を中心にアウトプット学習を続けていた。

本試験前日の段階では、年金科目の過去問の2回転目をやっていた。

しかしここでも焦りが出てしまった。

過去問をやりながら、国民年金と厚生年金の内容がごっちゃになってしまっていることに気づいたのだ。

このような状態になってしまうと、自分が何が分かっていて何が理解できていないかすら分からなくなってくる。

やればやるほど危険な心理状態になってくるのが分かった。

諦めて8時半にテキストを閉じた。



とうとう間に合わなかったな。

分かっていたこととはいえ、何とも言えない気分だった。
 

1 不合格は覚悟の上だが、勉強は諦めないぞ

平成17年7月末の段階での学習進捗状況は、社一のインプットがもう少しで終わるといったところだ。

国年も厚年も過去問はわずか1回回したのみ。

ここから8月28日の本試験までわずか4週間で一体何ができるか?

何度もカレンダーを作って1日単位で学習計画を作り直したが、計画通りに進むことは一度もなかった。

正直言ってこの時点で、今回の本試験で合格するのはほぼ不可能だということは覚悟していた。

しかしそれでも諦める気にはなれなかった。

私はこの時、将来の自分のやる気の持続力を信用していなかったのだ。

だから、ダメでもいいから、とにかくできるところまでたどり着こうと思っていた。

今年の本試験を来年の模試代わりにしたっていいじゃないか。

同じ会場で、同じスケジュールで、同じプレッシャーの中で、本当の試験問題に取り組むことができるのだから、それこそ最高の模擬試験だ。

そう思って、徹底的に自分を追い込むことにしたのだ。

だから、8月は本当に必死で勉強していた。

自分にできることを全てやろうと、とにかく後悔したくない、それだけを考えていた。

ただ、覚悟はできていても、やはり全体が理解できていないので、なかなかアウトプット学習は進まなかった。

本試験が近付くにつれて、焦りが募った。
 

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