2007年03月27日

正社員登用試験 1

実は今働いている会社は、期間工としては2社目だ。
仮に最初に勤めた会社をA社、今いる会社をB社として話そう。

私が社労士を志した時期は、丁度A社に勤め始めて半年が過ぎた頃だった。
トヨタ系の中でもA社はB社よりもずっとグレードの高い会社で、期間工としての待遇もとてもきっちりしており、誰でも期間工として半年勤務すれば正社員登用試験を受けさせてもらえたのだ。仮に滑っても、また半年働けば再度挑戦できる仕組みだ。

そもそも私が期間工の道に首を突っ込んだのは、30代も半ばになってろくなキャリアも持っていなかったため、就職しようにも他に選択肢が見当たらなかったせいである。そして幸い、期間工の募集には決まり文句のように「正社員登用実績、年間○○○名」などと、正社員への門戸が開かれている旨謳ってあった。

しかも、登用のための1次試験は一般常識の筆記試験と作文だというではないか。
一応、4大卒の私は、周りのヤンキー兄ちゃんたちを見まわして、自分の優位を確信したわけである。
ただし、合格実績は100人受けても10人未満。最初の6か月間、私は市販の問題集を買って、必死に勉強した。

だが、現実は甘くはなかった。
試験はどこかの専門会社が作ったと見られるマークシート方式で、知能検査を含めて半分以上が数学がらみ、しかもかなりレベルが高く計算のケタが多いため、答えまでたどり着くのは至難の業である。その上、問題の分量がベラボウに多い。
正直、出題傾向も分からずにやった試験勉強は。ほとんど役に立たなかった。

開始早々にため息をついて寝始める奴もいて、会場はあきらめムード一色である。
私は最後まで諦めずに取り組んだが、いかんせん、これだけ手ごたえが悪いと気分も沈む。最後の作文では明らかに集中力を欠いて、あわや時間切れになりそうになりながら、適当に締めくくる始末。

これでは不合格でも仕方ないな、と思っていたら、案の定1か月後にその旨の通知が来た。
私も後になって聞いた話だが、どうやらA社はコネのある人間が異常に通りやすいシステムになっているらしい。つまり、筆記試験をやたら難しくして差がつかないようにしておいて、主観的な採点が可能な作文と面接で実際には合否を決定するとしたら・・・・。
表向きは公平に試験を行っているかのように見せておいて、裏ではコネのある奴を登用している。そういう合格者を除いたら、一体どれだけの倍率になるんだ? しかも年齢が増すにつれて採用されにくくなるらしい。そんな噂を聞くと、まともに勉強するのがバカらしくなってしまった。

確かに考えてみれば当然かもしれない。技能職(つまり職人)を採用するのに一般常識がそんなに重視されるはずがない。なのに表向きは公平な試験をやっているかのように見せかけるのは、なるべくみんなにチャンスがあるように思わせるためか?
正社員登用は期間工を集めるために目の前にぶら下げられたニンジンなのか?

この時点で、私の人生計画は振り出しに戻ることになってしまった。
はてさて、自分はこれから何をして生きていけばいいのだろうか?
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kimmasa1970 at 13:13コメント(0)トラックバック(0)社労士 受験と回想 | 社労士 期間工 

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