2007年08月24日

社労士試験、2年目の学習法

本試験が終わり、就職先も決まり、IDE社労士塾への入会手続きも済んで、9月は自信の無かった年金の学習に専念した。

択一式では厚生年金こそマグレで6点取れていたが、逆に難問の少なかった国民年金が3点というあたり、理解ができていない証拠である。

例えば、国民年金と厚生年金の「被保険者期間」の意味の違い。
厚生年金では被保険者期間が給付額に直結するのに比べて、国民年金では老齢でも障害でも遺族でも被保険者期間によって何かが決まるということがない。わずかに初診日とか死亡日の時点で被保険者であったかどうかが問題になるだけだ。
こういったことが頭の中でいったん整理された後と、そうなる前のゴチャゴチャの状態とでは、問題を解くときの視点も全然変わってくる。
厚生年金で取った6点は、確実に取った6点ではなく、今回たまたま6点取れたにすぎなかった。
それを実力で6点取れるようにするのがこの時期の学習だったと思う。

やったことは地味だった。
今回の本試験問題や、過去問を解いて、すべての肢について確実に正誤の判断ができるようになるまでテキストを調べたり、IDE塾に電話したり・・・。
少なくとも誤りの肢については、その理由がはっきりと分かることが大切。
5肢全てについてそれがはっきりと分かるまでしらみつぶしに調べた。

本試験で理解が及ばなかったことが悔しかった分、なぜそうなったのか、今後同じ轍を踏まないためにはどうすればいいのか、真剣に考えた。
おかげで、IDE塾の先生からは、そこまでは考えなくても試験には出ないから大丈夫ですよと何度も言われたものだ。

今から思うと、この時期の学習は本当に落ち着いて集中して取り組むことができ、実に力になったと思う。
もしこれが、合否スレスレの得点だったら、合格発表までは勉強に集中できなかったかもしれない。
また、本試験前に自分を徹底的に追い込んで、苦しい思いをして勉強してこなかったら、本試験後にこれほど意地にはならなかったかもしれない。
つくづく人間って、弱い生き物だと思う。
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kimmasa1970 at 18:58コメント(0)トラックバック(0)社労士 受験と回想 | 社労士 学習法 

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