2007年09月16日
2年目の社労士受験勉強、苦労したこと
2年目の学習の滑り出しは上々だった。
信頼できる教材も揃って、しかも8月末の本試験終了直後からすぐに迷い無く勉強に取りかかることができた。1月から手探りの状態で学習を始めた1年目と比べると、学習のスタートは4ヶ月早く、教材は誤植や誤記がなく、疑問点は電話で解決できるし、さらに1年目の下積み知識の上に学習するので、いろいろな点で進みが早かった。
逆に言えば、1年目からこのように整った環境で学習ができていれば、一発合格も夢ではなかったかもしれない。
ただ、そんな中でも悩みはあった。
仕事の勤務時間が長いせいで、ほとんど休みの日にしかまとまった勉強時間が確保できなかったのだが、その貴重な休みが月に2回も3回も休日出勤で潰されてしまうのだ。
その頃の鋳造部は、生産設備の増強のまっただ中で、作っても作ってもモノが足りない状況。24時間設備を稼働していっぱいいっぱいの状態で回しているので、少しでも機械が故障するとすぐ休出になってしまう。36協定は1ヶ月45時間だったが、特別条項の発動がほぼすべての社員が5〜6回に及ぶ。
そういう状況で働いてみて分かったが、やはり人間は機械ではないということ。1回の休出は、単純に1日の休みが潰れるだけでは済まないのだ。
本来なら体を休めるべき日に、さらに12時間も労働すると、その分は必ず他の日に影響する。つまり、集中して学習できるはずの別の休日が、疲労のために潰されてしまうことになるのだ。さらに体が参って、体調を崩すと大幅に勉強は遅れるし、会社を休まなくてはならない状態になったことも何度もあった。
そんなこんなで、その会社で働き始めて3ヶ月ほど過ぎたあたりで、さすがに学習の方が心配になりはじめた。
ところで入社して配属されるとすぐに、現場の職長との面談があるのだが、私はそこで正社員登用希望と言ってあった(実は大して登用してくれるわけでもないのに、現場責任者はこの点をかなり重視する。正社員希望者はマジメでやる気があるとみなされるのだ)。ただし、社労士の試験勉強をしていることも同時に伝えていた。要は本気で社労士を目指しているということはひた隠しにして、単なる資格マニアを装っていたのだ。
この戦略は今でも決して間違ってなかったと思っているが、それでもなかなか休出を断るのには苦労した。毎月頭に出勤表が張り出されるのだが、そこには当たり前のように休出のハンコがダダダダーッと押されている。まさに休出するのが当たり前という雰囲気。そして断る方が頭を下げなくてはならないのだ。
ちなみに1社目の(期間工をやった)会社では、休出を頼むときにはひとり一人に確認を取って、上司の方から頼みに来たものだった。
まあ、そんなことを言っていても仕方ないので、私はここで徹底的に下手に出て、必死に職長に頭を下げまくって、休出を勘弁してもらうようにした。心の中では、権利は自分にあるということを知りつつも、それは前面に出すことなく、ひたすら上司の感情に訴え続けた。粘り強く、ネチッこく面従腹背の労使協調路線だ。それでも全てを断ることはできず、月に1〜2回は休出せざるを得なかった。
信頼できる教材も揃って、しかも8月末の本試験終了直後からすぐに迷い無く勉強に取りかかることができた。1月から手探りの状態で学習を始めた1年目と比べると、学習のスタートは4ヶ月早く、教材は誤植や誤記がなく、疑問点は電話で解決できるし、さらに1年目の下積み知識の上に学習するので、いろいろな点で進みが早かった。
逆に言えば、1年目からこのように整った環境で学習ができていれば、一発合格も夢ではなかったかもしれない。
ただ、そんな中でも悩みはあった。
仕事の勤務時間が長いせいで、ほとんど休みの日にしかまとまった勉強時間が確保できなかったのだが、その貴重な休みが月に2回も3回も休日出勤で潰されてしまうのだ。
その頃の鋳造部は、生産設備の増強のまっただ中で、作っても作ってもモノが足りない状況。24時間設備を稼働していっぱいいっぱいの状態で回しているので、少しでも機械が故障するとすぐ休出になってしまう。36協定は1ヶ月45時間だったが、特別条項の発動がほぼすべての社員が5〜6回に及ぶ。
そういう状況で働いてみて分かったが、やはり人間は機械ではないということ。1回の休出は、単純に1日の休みが潰れるだけでは済まないのだ。
本来なら体を休めるべき日に、さらに12時間も労働すると、その分は必ず他の日に影響する。つまり、集中して学習できるはずの別の休日が、疲労のために潰されてしまうことになるのだ。さらに体が参って、体調を崩すと大幅に勉強は遅れるし、会社を休まなくてはならない状態になったことも何度もあった。
そんなこんなで、その会社で働き始めて3ヶ月ほど過ぎたあたりで、さすがに学習の方が心配になりはじめた。
ところで入社して配属されるとすぐに、現場の職長との面談があるのだが、私はそこで正社員登用希望と言ってあった(実は大して登用してくれるわけでもないのに、現場責任者はこの点をかなり重視する。正社員希望者はマジメでやる気があるとみなされるのだ)。ただし、社労士の試験勉強をしていることも同時に伝えていた。要は本気で社労士を目指しているということはひた隠しにして、単なる資格マニアを装っていたのだ。
この戦略は今でも決して間違ってなかったと思っているが、それでもなかなか休出を断るのには苦労した。毎月頭に出勤表が張り出されるのだが、そこには当たり前のように休出のハンコがダダダダーッと押されている。まさに休出するのが当たり前という雰囲気。そして断る方が頭を下げなくてはならないのだ。
ちなみに1社目の(期間工をやった)会社では、休出を頼むときにはひとり一人に確認を取って、上司の方から頼みに来たものだった。
まあ、そんなことを言っていても仕方ないので、私はここで徹底的に下手に出て、必死に職長に頭を下げまくって、休出を勘弁してもらうようにした。心の中では、権利は自分にあるということを知りつつも、それは前面に出すことなく、ひたすら上司の感情に訴え続けた。粘り強く、ネチッこく面従腹背の労使協調路線だ。それでも全てを断ることはできず、月に1〜2回は休出せざるを得なかった。
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1. 社労士過去問マスター(2006年版 1(労働・労働保) [ 防災グッズ 市場 ] 2007年09月16日 23:10
<table cellSpacing="1" cellPadding="3" width="100%" border="0" id="table34"><tr><td vAlign="top" align="middle" rowSpan="2"><a target="_top" href="http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/05ed6556.3911aa32/?url=http://item.rakuten.co.jp/book/3676930/"><img src="http...
コメント一覧
1. Posted by はじめ 2007年09月16日 20:41
会社と勉強の両立は大変ですよね。
私も、不動産業界にいるので宅建の勉強をしろといわれ
時間の配分に苦労しております。
私も、不動産業界にいるので宅建の勉強をしろといわれ
時間の配分に苦労しております。