2008年04月17日
後期高齢者医療制度の混乱
15日に始まった後期高齢者医療制度(長寿医療制度)の保険料の年金天引きで、少なくとも60以上の市町村(東京都内の特別区含む)が保険料の金額を間違って徴収したり、保険料の免除者から誤って徴収したりするミスを犯していたことが分かった。市町村は余分に取った分は返金し、取り損ねた分は6月以降の年金天引きで追加徴収する。準備の遅れや導入直前の制度変更がミスの背景にある。
日本経済新聞の調べでは、徴収ミスの該当者は4万人程度に上る。余分に徴収した保険料は1億円程度、取り損ねた保険料は1億円を大きく上回る見通し。
大学の校友会でたった一度それも一年前にお会いした大先輩から突然の着信。
一体何事かと思ってコールバックしたら、後期高齢者医療制度の保険料が年金から天引きされていないので、どうなっているのかと思って関係各機関に問い合わせをしていたとのこと。
幸い、私がtel.した時にはもう解決済みで、どうやら年金以外の収入が一定以上ある場合には年金からの天引きが行われず、普通徴収の形で納付書が送られてくるらしい。
話しぶりからなんとなく伝わってきたのは、高齢者の皆さんの制度に対する不信感。
やはり社会保険労務士は人々の生活に直結した制度を扱うので、何かと頼りにされるもののようだ。こうした方たちに気軽に相談して貰えるようでありたいと思う。