2009年05月08日

社労士法人を見学

GW最終日に近県の社労士法人の事務所を訪問してきた。


そこの所長さんとは、1年ほど前にある交流会で知り合った。
交流会でも私より先輩だが、そこでは特に上下関係はない。なぜならその所長さんも、その交流会に学びに来ているからだ。
所長さんの人柄は、大学の先輩で競馬予想家になったIさんと共通するところがあって、成功しているのにちっとも偉そうでなく、お金は持っているはずなのに、「お金持ち」的な行動は取らない。周りのことを気にせずに、本質を見つめることに集中している人に多いタイプだ。

ありがたいご縁のお陰で所長さんから「一度遊びにおいでよ」と誘っていただいた。
私にしてみれば、知りたいこと聞きたいことが山ほどある相手だ。

「お昼でも一緒に食べましょう!」と言われて出向いたのだが、相手に対してメリットを提供できるわけではないので、あまり自分のために時間を取らせては申し訳ないと思っていた。私はいつお暇しようかと悩んでいたが、結局話は尽きることなく、夕食まで誘って下さった。

丸一日かけて所長さんの事務所の運営方法を何ら隠すことなく、全てのノウハウを教えていただいた。
人の採用の仕方、教育の仕方、お金の使い方、事務所の選び方、業務を効率よく処理するシステムの作り方・・・さすがは人事のプロ!と思える理念を徹底した究極の事務所運営システムがそこにあった。
夕食の席では、社長さんとの模擬問答までしてくれて、私の弱いところを見事に浮き彫りにして下さった。

正直私の年齢で開業したら、回り道をしている余裕はない。
そんな私のために、所長さんが10年以上かけて築きあげた到達地点への最短コースを教えて下さった。

自分がこれまでやってきたことが、いかに行き当たりばったりで、戦略も思想もできていなかったことか、よく分かった。
今の自分はただの事務屋だ。
多少の技は持っていても、それが「流石!」と言われるレベルまで磨き上げられていない。
これまで日々の業務に振り回されて、本当にやらなければならない大事なことに気づいていなかった。
そして何よりも、人を雇っていない。

世の中には確かに一匹狼のコンサルタント型社労士で成功している人がたくさんいる。
でも私は自分が経験してもいないことを社長さんに指南できるほど器用ではない。
社長さんの本当の気持ちを味わわなくては本当のアドバイスはできるようにならないだろう。

そんなわけで、近々求人を出そうと思う。

  人として 人と出会い
  人として 人に迷い
  人として 人に傷つき
  人として 人と別れて
  それでも 人しか愛せない
               (作詞 武田鉄矢)

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kimmasa1970 at 03:42社労士 開業 | 日々のできごと 
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