2009年05月25日

ファシリテーションフォーラム2009

日本ファシリテーション協会の祭典・ファシリテーションフォーラムに行ってきた。


今回の開催は東京、お台場。
初日は、堀公俊、中野民夫、菅原裕子(敬称略)らのセッション「ファシリテーター物語」に参加。
堀さんが実際にリーダーズインテグレーションを効果的に行った時の話を聞いて、自分も顧問先の会社でやってみようと決意。
リーダーズインテグレーションが目からウロコの効果を発揮するのは、それだけ社長と社員がコミュニケートできていないことを意味する。
私も実際に顧問先で従業員からの苦情受付を担当しているので、それは非常によく分かる。
何事も実際にやってみれば、意外と顕著な効果が現れるもののようだ。
ただし、その時に自分の立ち位置を性善説に置くのか性悪説に置くのかだけは、しっかりと決めておく必要がある。
少なくとも、ファシリテーター型のコンサルタントは性善説であるべきだ。
それに対し、冷酷な視点で社長にアドバイスする性悪説のコンサルタントもまた存在する。
どちらが正解とも言い難いが、私は従業員を信頼できない社長には従業員は付いてこないと思うので、性善説の方がより大きな可能性を引き出せると考えている。それに対し、性悪説は信じた相手に裏切られるということがないので、より高い確率で結果を出すことができる。つまり、性善説で結果を出すのはそれ自体高いハードルだが、うまくいけば大きな成果が出せると思う。

2日目は、森時彦さんの「組織トレーナーのすすめ」に参加。
今回、森さんには初めてお会いした。堀さんといい、森さんといい、優れたファシリテーターには共通の特長がある。2人はタイプは異なるが、どちらも口数が少ない。なおかつ、そのコメントが非常に的確だ。
やはりどうしても自信のない人はたくさん喋ってしまう。

このセッションでは、最初に強いチームの具体例(WBCの侍ジャパンなど)をブレインストーミング的に書き出し、それらのチームの特徴をグループワークで挙げていき、最終的には強いチームを作るための行動規範を作った。
会社でビジョンを作るときにそのまま使えそうな内容だった。

森さんのセッションで感じたのは、参加者のレベルの高さ。
発散も収束も、短時間なのにとても濃い内容のアイデアがすぐに出る。
知的レベルも高いが、モチベーションがまた高い。

2日間を通して、全国規模のイベントならではの出会いがたくさんあった。
子供の運動会を蹴って参加しただけのことはあったと思う(無論、穴埋めはするつもりだが・・・)。

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kimmasa1970 at 23:41日々のできごと  
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