2009年06月22日

中学生と会議をして感じたこと

ファシリテーション協会の定例会で、中学生を交えて町作りの話合いをするというプログラムを行った。


あらかじめ与えられた地図の上に、家や工場やスーパー、レストラン、農場などを配置していくというゲームだが、やってみると結局、社会生活の短い中学生からはあまり独創的なアイデアは出ず、大人の合理性だけで結論が出てしまった。
そうした中、当の中学生からは「意見を言えたことが収穫」「こういう場に参加できて良かった」といった感想が出た。大人の感想も概して肯定的なものばかりで、「中学生がこれだけ意見を言えるのはすごい」といった感じ。

正直私は違和感の塊になってしまった。
せっかく立場の違う人間同士集まって会議をしているというのに、それらの立場の違いがちっとも結論のレベルを引き上げておらず、これなら中学生が交じらなくても同じ結論だったのではないか?
わざわざ遠くまで電車を乗り継いで参加してくれたことには感謝するとしても、こんな結果で肯定的な感想を言うというのは、そもそもの目的が何なのか分っていないか、もしくは本質を置き去りにしてまで場の空気に同調しようとしているとしか思えない。
肯定的な感想を言った大人と肯定的な感想を言った中学生とは立場こそ違えど、中身は同じだと私は感じた。
そもそもわざわざ大人と子供を交ぜて会議をする目的は何なのか?
私は普段あまり経験することのないこうした試みに大いに期待していた。
大人だけで話し合っていては出てこないような発想や意見が子供の口から聞けなければ、こうした試みに意味がないはずなのに、中学生と会話ができただけで満足してしまっていては、何のための勉強会なのやら・・・

この経験から私が感じた収穫は、やっぱりグランドルールは毎回しつこく繰り返すべきだ、というもの。その場の前提条件を全員の頭にしっかりと叩き込んでおかなくては、人間の集団はかくも愚かに流されてしまう、ということがよく分った。

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kimmasa1970 at 01:28コメント(0)日々のできごと | 何だろう? 

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