2010年07月12日

教えない教育

人に教えるのは本当に手間だ。
人数が倍に増えてから、やっと2ヶ月。
少しずつオートマティズムが発揮されるようになってきた。

一人目のパートを雇ってからもうすぐ一年。
二人目と三人目を雇入れたのが2〜3ヶ月前。
正直、雇入れてからしばらくの間は1+1が1.5にすらならない。
下手をすると1+1が0.7くらいになってしまう。
でも、それがいずれは3や4になる日が来る。

一番苦労しているのは、経営方針を理解してもらうことだ。
正直、社労士事務所の経営規模で、上場企業並の報酬を支払うのは到底不可能だ。でも、従業員には必ず人生に希望を持ってもらいたい。
そのために私ができる唯一のことが教育だと思う。
試行錯誤があってもいいから、自分の手で答えを探し見つける力。これを身に付けさせるのが、教えない教育。教える代わりに問いかける。そして考えさせる。

教えない教育は誰にでも効くとは限らない。相手によっては、教えなければ何も学ばない結果になることもある。
だから、経営方針を理解してもらうことが大切だ。

社労士事務所なんて、お金目当てで勤めるようなところじゃない。
金の卵そのものではなく、金の卵を産む鶏が手に入る事の方が大切なはずだ。
そういう目的で勤めているとしたら、仕事が終わってすぐに帰宅するのはみすみす学ぶ機会を逸していることになる。
私自身、社労士試験に合格後、タダでもいいから仕事を見させてほしいと社労士事務所に頼み込んで、職場体験させてもらったことがある。
社労士事務所に勤めると言うことは、生活に必要なお金を稼ぎながら、自分の能力を磨き、スキルを身に付けるということだ。
だから、社員には、サービス残業を許可している。
ただし、こちらからは一切仕事は頼まない。定時後は、自由に勉強していいことになっている。
元々、お金だけが目的でスキルアップにならない仕事をやるだけの期間工なら、定時に帰って自己研鑽に励むのが合理的だが、社労士事務所ではサービス残業はむしろ自分のため。

せっかく仕事を教えたのに、恩も返さず独立してしまう奴が多い・・・社労士業界や税理士業界でよく聞く話だ。でも、真剣に学ぼうとせず、ダラダラ低賃金に甘んじているような奴が長居することの方が事務所にとってマイナスだ。
もちろん、力が付いてくればそれなりに給与を上げるつもりだが、それでも普通なら独立の道を選ぶだろう。社労士事務所にとって良い社員であるためには、社員ではなく経営者としての感覚を持たなければダメだ。
社員には、絶対に、最短の時間でスキルアップしてもらいたい。
そうすることで、独立・退職が早まるとしても仕方ない。
事務所の経営上、それがプラスかマイナスかは分からない。
労働者を終身雇用するだけの経営基盤が無い内はそうするしか仕方がない。。ブログパーツ

kimmasa1970 at 01:19コメント(0) 

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