2011年05月03日
なぜ『もしドラ』は200万部も売れたのか?
「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」のアニメ版がNHKで放送されていた。
去年、まだこの本が出たばかりの頃に読んだが、その後売れ行きを伸ばしダイヤモンド社初のミリオンセラーとなったらしい。
一見難解なビジネス書を受け手に理解しやすい形で物語化するという目の付け所は良いのだが、ここまでヒットが爆発するとは思わなかった。
なぜ『もしドラ』は200万部も売れたのだろうか?
去年、まだこの本が出たばかりの頃に読んだが、その後売れ行きを伸ばしダイヤモンド社初のミリオンセラーとなったらしい。
一見難解なビジネス書を受け手に理解しやすい形で物語化するという目の付け所は良いのだが、ここまでヒットが爆発するとは思わなかった。
なぜ『もしドラ』は200万部も売れたのだろうか?
おそらく現在も売れ続けており、今後さらにアニメや映画とメディアミックスされることで1000万部くらいまで売れ行きを伸ばすかもしれない。
ただ、AKB48を使ったりという「売り方」の巧さだけではミリオンセラーは生み出せない。
そこには何かしら、時代と人の心に響くものがあったからだと思われる。
ドラッカーは経営学の古典であり、基本だ。
そして、今の日本は、目標を見出せない世の中で、自信も失いつつある。
「迷ったら基本に還れ」
多くの人がそう思っている時代なのだろう。
それにしても、これほどの情報化社会になっても、人がすぐに基本を忘れてしまうのはなぜだろう?