2015年08月11日

高齢で再就職を目指すか?会社にしがみつくか?

某一流企業を50代後半で希望退職した方と出会った。
一流企業なので、解雇はされないが、会社からは非常に冷たい扱いを受けたそうだ。

そんなこともあり、彼は先日会社を退職した。
子供はもう巣立っているし、それなりの貯金もあり、退職金も貰えたはずだ。
だからしばらくは生活には困らないだろう。

だが、彼は必死になって就職活動をしているらしい。

彼は私と違い、一流企業に三十数年間勤めたという立派なキャリアがある。
私が期間工時代に、成ろうとしてなれなかった正社員。
ところが、その立派な職歴をもってしても、再就職は厳しいようだ。

そりゃ、そうだろう。
私の事務所のパート事務員募集に彼が応募してきたとしても、面接にすら呼ばないと思う。

一体、彼はどんな将来を期待して、会社を辞めたのだろうか?

私は正直、彼が一流企業を辞めると言った時に、心の中で拍手した。
そうだ!邪魔者扱いするような会社なんか辞めるべきだ!
私も最初に勤めた出版社を辞める時には、そう思って辞めた。
それ以来、一度も正社員になった事はない。
だが、私は彼と違い、お金を持ってなかったし、若かったので、どんなバイトでもして生きていく覚悟だった。
違う出版社に再就職するという選択肢もあったが、アタマを下げて回るのが嫌だったし、自分の好きな事がやれるライターがやりたいと思ったのもあり、ズルズルとフリーター生活を続けてしまった。
こう書くと、再就職すれば良かったと思ってるように聞こえるかもしれないが、そうではない。フリーター時代にも、様々な事を試行錯誤し、常に新しい道を模索していた。それなりに楽しい時期だったと思う。

私は居心地の悪い飼犬生活とオサラバして、ひもじくても自由な野良犬生活を選んだ。
ところが彼は、新しい飼い主を探すという。

断言するが、もし雇って貰えたとしても、ロクなことはないだろう。一年も持たずにまた辞めることになる。それどころか、悪い奴につかまって虎の子の退職金を騙し取られるかもしれない。

一流企業というのは、幸せな飼犬生活という幻想を見せてくれているに過ぎない。
人間なんて、ひと皮剥けばそんなもんだ。
その現実を受け入れられない限り、彼は苦しむことだろう。もしかしたら、今頃は会社を辞めたことを後悔しているかもしれない。

では、彼はどうしたらいいと私が思うか?

それは起業することだ。
もちろん、起業は簡単ではない。
失敗すれば、財産も失うかもしれない。
だが、その恐怖を背中に背負わなければ、知恵も工夫も出やしないものだ。

そもそも、サラリーマンなんて生き方がこんなにメジャーになったのは、昭和になってからのことだ。明治維新前までは、農民か商人か職人か乞食くらいしかなかった。

今ある世界の現実を受け入れて、その中で自分が役に立てることを生業にするしかない。
それが無理なら、乞食か野垂れ死にだ。

kimmasa1970 at 00:39コメント(2) 

コメント一覧

1. Posted by 跨ぐ乃助   2015年08月25日 18:52
5 はじめまして!

跨ぐ乃助と申します!

私も起業家を目指してるのですが、この記事で勇気を貰いました。

有難う御座います!






2. Posted by ブログ主   2015年11月09日 01:12
起業家なんて言わずに、ただの「商売人」でいきましょう。

自分で生きていくために、雇われずに自分で稼ぐ、普通のことです。

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