社労士 学習法

2007年04月27日

カセットテープの導入によって、私の初期の学習スタイルが確立された。

まず、通勤時間に車の中でカセットテープを聞く。これはひとつひとつの要素を吟味して聞くわけではなく、まるで音楽でも聞くように、ただ聞く。そして片面30分程度のテープを何度も聞く。
そうしているうちに、段々とその内容を覚えてくる。
テキストの場合は、この項目は何でだろう?と理屈ばかり考えて、先へ進めなかったが、テープの場合は理解していなくても勝手にテープは進んでしまう。
井出先生のテープは、もちろん理路整然としているので、聞いているだけで自然と理解も進む。だから、休憩時間にテキストを開いても、割とスムーズに読むことができた。

重要なのは休日の勉強だ。
今度はウォークマンでテープを聞きながら細かくテキストを読んでいく。テープの内容で、真島の基本書に書かれていない説明を書き込んでいくわけだが、ここでこのテキストの難点が浮かび上がってきた。
書店で売っているテキストというのは、ぎっしりと詰まったお得感を演出するためか、余白がほとんどないのである。たとえば一つの項目についての解説がページの途中で終わっている場合、次のページから次の項目の解説を始めればいいのに、たとえ3,4行の内容でも余白なしでギチギチに印刷されている。
完璧な内容のテキストならば、それでもいいかもしれない。しかし、真島の基本書は社労士試験すべての教科を1冊に凝縮したテキストなので、内容的にも補足するべき点が多かった。
おかげでわずかな余白に細かい文字で書き込みをすることの苦痛とストレスたるや、十分に学習効率の妨げになってしまっていた。

しかも、真島の基本書は2色刷りで、重要な項目は赤で印刷されており、それに付属の赤シートをかぶせると文字が消えて暗記に役立つようにできていた。
これは一見、便利なようだが、実際に使ってみると実に不便だった。
それは私が覚えたいと思った項目と、赤で印刷されている項目とが一致しなかったからだ。仕方なく緑色のチェックペンを買ってきて、自分が覚えたい語句や数字を消し、余分な赤字は上から黒のボールペンでなぞって見えるようにするという、全くの2度手間になってしまった。

要するに真島の基本書はカスタマイズしにくいのだ。

サブノートを作ることも一度は本気で考えたが、時間の無駄だし、後から見直す時も、テキストに情報が集約されていた方が学習しやすいはずだ。

色々な困難を乗り越えつつ、インプット学習はこのようにして進んでいった。ブログパーツ

kimmasa1970 at 11:30コメント(0)トラックバック(0) 
期間工の労働時間は長い。
定時で終わることなどほとんどなく、残業は平均2時間。しかも肉体労働なので、夜更かしして勉強など不可能だ。がんばってやってみたこともあったが、すぐに強烈な眠気が襲ってきて、頭に入らない。そして睡眠不足は即、体調不良につながってくる。
そういった事情から、平日の勉強は仕事の休憩時間と通勤時間に限られた。
休憩時間はホットタイムと言って、朝10時と午後3時、午後5時に各10分。そして残業が2時間を超える場合は午後7時から15分間の休憩がある。それに昼休み1時間が貴重な勉強時間だ。

通勤は車で約30分。この時間を有効に生かすにはどうしてもカセットテープが必要だった。

運良くカセットテープを入手できたわけだが、いざ聞いてみて驚いた。
テキストを読む場合、少しでも集中力が鈍ると意味がわからなくなってしまう。常に自分の力で前進しなければならない。
それに比べてカセットテープは、適当にリラックスして聞いていても、知らないうちに記憶に残っているのだ。テープの中身はIDE社労士塾の井出先生の講義をスタジオ録音したものなのだが、流れるような口調で無駄がなく、分りやすい。テープとテキストでは手漕ぎボートとモーターボートくらいの違いがある。

最初は通勤時間用に考えていたカセットテープだったが、すぐにこれをメインの教材として土日の学習でも使うようになった。



kimmasa1970 at 10:58コメント(0)トラックバック(0) 
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