休職

2008年06月20日

最初に親戚から紹介してもらった遠方の会社に一日がかりで行ってきた。
今回は管理職を降格させるという人事トラブル。
その管理職の人はメンタルヘルス不全も抱えており、能力的にも管理職に耐えられないと見なされている。
そうした状況の中で、しばらく無断欠勤が続き、休職を命じようとしたら今度は勝手に出勤してきてしまった。

とりあえず社長には、本人の能力を見極めずに昇進させたという非も会社側にあることを伝えつつ、対応策を協議。
まず、今後の対応としては、体調が回復するまで休職を改めて命ずるとともに、肉体的な事情から、負担の少ない職務への異動を促すということになった。もちろん、管理職から降格することになるため、本人には給与が下がることも説明する必要がある。
このような事案では、会社側が対応を誤ると、訴訟問題になりかねないので、下手に本人を刺激しないように注意しながら、会社にも本人にも納得のできる地点に着地することを目指す。

この会社の就業規則は、私が最初に手掛けたものだったが、休職や懲戒の事由が事細かに規定してあったため、就業規則の条項だけで十分に会社を防衛できることが立証される形となった。
これがもし、あいまいな就業規則であったり、就業規則がないままであったりした場合には、とても厄介なことになっていただろう。

kimmasa1970 at 01:17 
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