受験テクニック

2007年11月06日

7月第4週の日曜日。名古屋のダイヤビルへIDE塾の最終模試を受けに行った。

会場に着いてまず驚いたのは、なんと試験官が井出先生ご本人だったことだ。受付に立つ井出先生から直接問題用紙を受け取ると、早速一番前の真ん中の席に座る事にした。
それにしても、少人数で運営されているとは聞いていたが、テキストには誤植もなく、質問への応対も完璧なこの予備校が、たかだか地方の模擬試験に代表者自ら試験官に来られるとは意外だった。

それだけではない。
試験開始前の時間を使って、井出先生は試験の解き方のコツを教えてくれた。
・選択式では時間が余るはずなので、どの科目も3点以上確実に得点できるように、各問題の解答に対する自信度を書き込み、3点確保できない可能性のある科目に時間を配分して吟味する。
・選択式ではまず、回答群を見ずに、問題分だけを読んで自分で回答を書き込んでみる(記述式として解く)。その後で回答群を見て、自分の書いた答えになるべく近いものを選択する(先に回答群を見てしまうと、それに影響されて迷ってしまうことがあるため)。
・択一式では、5肢を比較する前に、まず各肢について○×△を付けていく。その後で答えを絞り込んでいくが、△など、迷った部分は後から見直しに戻ってこられるように、印を付けておく。
・択一式では、回答を控えるための別紙が今回から配られなくなる(これを悪用して、トイレでカンニングした者がいたらしい)ため、問題用紙の表紙を破って切り離して使用すると便利。(問題用紙に直接印を付けておいても、後で見直しをしようとしたときに、一目でどこを見直すべきかが分からず、順番に問題用紙を繰らなくてはならないので、時間をロスする)

さらに、選択式終了後の昼食休憩中も、井出先生は食事を一切取らずに、受験生からの質問に答え、さらに昼休憩の後半30分を使って、選択式で出題された問題のうちから正答率の低かった問の解説をしてくれた。
いやはや、さすが経営者だけあって、スケジュールなど関係なく、やりたい放題である。名古屋にはIDE塾がないということで、特別扱いしてくれたのだろうか?
確かにTACと比べると、模試の料金は高かったが、これだけ実践的なテクニックを教えてくれる模擬試験がどこにあろう!?
しかも時間をすべて完璧に使い切って、択一式終了後も30分以上質疑応答されていた。

結局、私はこの時の模試で択一式55点を取ることができたのだが、これはこの日井出先生が教えてくれた受験テクニックをフル活用して、さらに前述した時間配分の裏技を最初から使用した結果であった。

kimmasa1970 at 22:48コメント(0)トラックバック(0) 

2007年08月19日

あと1週間で今年も本試験がやってくる。
私が去年やった方法で、一番効果のあった受験テクニックを紹介しよう。

私の場合、択一式で時間配分がうまくいかないという悩みがあった。
択一式70問をどんなに急いで解くようにしても、時間が足りないのである。
3時間30分で70問を解いて、さらに見直しの時間を確保するためには1問3分弱しかない。これがどうにも間に合わない。

これはもう、頭の回転が遅いのだから仕方ない。ここで頭の回転を1週間で早くするなんてことを考えてる人はきっと来年も受験することになるだろう。

私の場合は、ある方法でこれを克服した。

問題を読むスピードに限りがあるなら、読む問題の量を減らすしかない。
かといって、問題を読まなければ得点もできない。
そこで私は5肢択一という問題の形式に着目した。
正解肢だけ読む方法はないだろうか?
さすがにそれは無理だったので、頭から順番に読んで行って、途中で正解だと思う肢が見つかったらそれを選ぶことにして、あとの肢は読まないことにした。
この方法は特に誤りの肢を選ぶ場合に有効だ。

このやり方だと、すべての肢を読みながら解くより正解率は落ちるのではないか?
かなり危険なやり方だと思いながら模試で試してみたら、逆に得点が伸びた!

おそらくこれまでは時間配分に不安があることで冷静さを失っていたのではないだろうか?
ひとつのことが改善されると他のことも改善されることがよくある。
もし、同じような悩みを持っている人がいたら、一度試してみるといい。
時間が足りなくなるということは、その人はそれだけ注意深く問題を読んでいるということだ。だったら、すべての肢を読まなくても正解肢を見つけることはそんなに難しくないはずだ。
そして足切りシステムのある社労士試験は時間配分ミスで得点に偏りが出ると致命傷になる。
私はこのやり方で一気に合格圏内に漕ぎつけた。ブログパーツ

kimmasa1970 at 22:54コメント(0)トラックバック(0) 
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