図書館

2007年09月13日

2年目に(期間工として)勤めた会社は、3直2交代制で、毎日の労働時間が長く、休みが多い代わりに、昼勤と夜勤がめまぐるしく入れ替わるという、かなり厳しい勤務環境であった。
また、仕事の内容も1社目の時とはガラっと変わった。
2社目の会社で配属になったのは、鋳造部。文字通り、金属を溶かして型に流し込み、固まったらバリを取って加工場へ流すという職場だった。
これが暑くないわけがない。
特に夏場など、工場内は40度を超えることもある。
当然、汗をかくので、水分の補給は必須だ。
ところが、水ばかり飲んでいると、段々体がだるくなってくる。
実はこれは塩分が補給されないせいらしい。
そんなわけで、鋳造部の休憩所の冷蔵庫には、常に梅干しと塩こんぶが置いてあり、水と一緒にそれらを食べながら仕事をするという、まるで冗談のような世界なのだ。

12時間もの肉体労働を終え、仕事が終わって帰ってくると、汗だくのシャツを脱いでフロに入り、メシを喰ったらバタンキューである。勉強なんかする余裕はどこにもない。
そうした中で、細切れの時間を極力生かそうとしたのと同時に、休みの日はとても貴重な勉強時間となった。
家では四六時中子供が暴れ回っているので、集中して勉強なんか無理である。
仕方ないのでよく図書館へ通った。
図書館の自習室に行ってみて気付いたのだが、勉強している人って結構多い。中高生だけではない。大学生も社会人も。まさに虎視眈々。

残念ながら友達になった人は居なかったが、社労士のテキストを開いている人もたまにいて、声をかけたくなったこともあった。
でも、いくら同じ資格を目指しているからといって、人によって学習進度もレベルもまちまちなはずだ。だから今から思うと、傷の舐め合いはしなくて正解だった気がする。逆に孤独に自分を追いやって、独りでがんばる時期も必要だと思う。

kimmasa1970 at 00:21コメント(0)トラックバック(0) 
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