所得証明書

2008年09月01日

なんと今月から事務所を借りることになった。
開業してそろそろ一年、結果が出ていないというわけではないのだが、まだ喰えていると言えるレベルではない。
そんなときに無理して借りなくても、基盤ができてからでいいのでは?
そう考えるのが普通だと思う。
私も元々そう考えていた。

ところが最近、顧客の数が増えてきて、気を遣う仕事が頻繁に発生するようになった。
そうなってみると、集中できる時間が一日の内どれだけあるかが重要になってくる。
集中できない環境でも、仕事の量は確保できるが、仕事の質がどうしても落ちる。
うっかりをやらかしたり、段取りを間違えたり・・・

そんなわけで部屋探しを始めたら、なんとその日の内に自宅から300メートルの所に丁度いい安アパートが見つかった。家賃は4万円。間取りは2DK。
事務所や店舗用の物件ではないので、「書斎として使いたい」と不動産屋に話をした。実はそれ以前にも何度かいろいろな不動産屋に物件の打診をしたことがあったのだが、いずれも事務所用なら最低10万!などと冷たいあしらいを受けていたのだ。

その日の内に手付けを打って仮契約。
その後1週間以内に所得証明書と住民票を持ってこいとのこと。
実はこの所得証明書がネックなのだ。
なにしろ去年は開業初年度ということで、赤字で申告しているために所得はゼロ!
なのに年収の自己申告欄には600万円という大嘘・・・
後日不動産屋に所得証明書を渡した時に、一瞬目が点になっていたのを私は見逃さなかった。
それから不安な日々が続いたが、今日、晴れて本契約成立したとの知らせが来た!
後から聞いた話だが、どうやら今は不景気の影響で空き部屋が多いらしい。だから大家さんも借り手にそんなに贅沢は言わないらしい。タイミングも良かったようだ。

さて、事務所を借りたからといって、お客が増えるという保証はどこにもない。
お金をケチって、少ない稼ぎに甘んじるか?
投資した分、稼いで取り返すか?
どちらも手元に残るお金は同じかもしれないが、ビジネスをやっていく上でこの考え方の違いが、大きな差になっていくような気がする。
知り合いの社長が言っていた。
「火の車でもいいから、回り続けること。それが大事」

kimmasa1970 at 20:28 
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