歌舞伎町サウナ

2008年11月01日

今回初めて夜行バスを使ったが、こんなに安いものだとは知らなかった。名古屋-新宿間で、たったの3000円。ただ、正直体にはこたえる。特に座席の横幅が狭いのが、お世辞にも細めの体型とは言えない私には辛かった。

日付の変わる頃に名古屋を出発。席はすでに指定されていて、ちゃんと男性と女性は分けてくれていた。客層を見ると、やはり若者が多い。特に20代の女性。みんなタフだなあ。

新宿西口の朝はよく冷えた。手頃な喫茶店でモーニングをつまみ、同じく夜行バスで到着している先輩社労士に電話。神保町で落ち合って、軽くお茶をしてからブレインの地下研修室へ向かった。研修の内容はすでに書いた通りだ。

神田は丁度、古本まつりの時期だった。
新宿も神保町も、近代化の進んだ大都会はどんどん無個性になっていく。母校も今では超近代的な新校舎を建てて、あの界隈のランドマーク的な場所になってしまった。昔の記念館は今は面影すらない。
8年ぶりに東京を訪れてみたが、恐ろしく何も変わっていなかった。実際には、多くの物が変わったのだと思うが、近代化が進んだために個性が打ち消されて、名古屋駅前と大して変わらない、どこにでもある機能的な大都会という印象しか残らない。
学生の頃よく通った「いもや」も無くなっていた。かつては「とんかつ・いもや」「天ぷら・いもや」「天丼・いもや」と3店舗あったのが、天丼屋だけが残り、そこも名前が「神田天丼屋」と変わってしまっていた。この天丼屋は、大盛りを頼んでもご飯を一粒残さず食べると追加料金を負けてくれるというイキな店だった。

研修が終わると大学の一年先輩で、競馬予想家になった人と錦糸町で食事をした。風来坊だった彼も、今では二児の父だ。昔はよく徹夜で麻雀、チンチロリンや手本引きで戦った仲だが、さすがにそんなエネルギーはお互いもう無い。
帰りのバスの時間までまだ二時間ほどあったので、思い切って昔住んでいた吉祥寺界隈まで行ってみようかと思ったが、あまりに荷物が重いのであきらめた。
バス乗り場のある新宿でサウナを探す。
携帯電話のナビウォークで「ビッグレモン」という名のサウナを発見。場所はなんと歌舞伎町のど真ん中。
株の暴落もこの町には影響ないらしく、相変わらずのうるささだ。
雑居ビルの七階なのだが、入り口がいくつもあるようで、入るのに相当苦労した。
場所的に料金もボッタクリかと警戒していたが、90分1200円とそこそこ良心的だった。
中はきれいで、午後9時という時間帯のせいかとても空いており、店員の応対もとても丁寧だった。
時間ギリギリまで、休憩室でテレビドラマを見てくつろいだ。
ロッカー室で着替えながら窓の下を見下ろすと、当然だがそこは歌舞伎町の風景。こんなのんびりした空間がこんな街にあるというのがなんともミスマッチだ。

歌舞伎町から大ガードをくぐって、新宿西口へ向かう。
キレイに再開発された西口近辺は、道路が広く、夜行バスの発着にもってこいのようで、あちこちで似たようなバス会社が発着所を設けていて、とても紛らわしい。
お目当ての会社のバスを見つけると、まもなく出発。2泊1日の東京旅行はあっけなく終わった。ブログパーツ

kimmasa1970 at 16:08 
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