社会保険労務士試験

2007年10月21日

7月第4週に控えたIDEの最終模試を前にして、横断整理をしながらも、テスト本番での戦術を練った。
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kimmasa1970 at 22:12コメント(0)トラックバック(0) 

2007年09月16日

2年目の学習の滑り出しは上々だった。
信頼できる教材も揃って、しかも8月末の本試験終了直後からすぐに迷い無く勉強に取りかかることができた。1月から手探りの状態で学習を始めた1年目と比べると、学習のスタートは4ヶ月早く、教材は誤植や誤記がなく、疑問点は電話で解決できるし、さらに1年目の下積み知識の上に学習するので、いろいろな点で進みが早かった。
逆に言えば、1年目からこのように整った環境で学習ができていれば、一発合格も夢ではなかったかもしれない。

ただ、そんな中でも悩みはあった。
仕事の勤務時間が長いせいで、ほとんど休みの日にしかまとまった勉強時間が確保できなかったのだが、その貴重な休みが月に2回も3回も休日出勤で潰されてしまうのだ。
その頃の鋳造部は、生産設備の増強のまっただ中で、作っても作ってもモノが足りない状況。24時間設備を稼働していっぱいいっぱいの状態で回しているので、少しでも機械が故障するとすぐ休出になってしまう。36協定は1ヶ月45時間だったが、特別条項の発動がほぼすべての社員が5〜6回に及ぶ。

そういう状況で働いてみて分かったが、やはり人間は機械ではないということ。1回の休出は、単純に1日の休みが潰れるだけでは済まないのだ。
本来なら体を休めるべき日に、さらに12時間も労働すると、その分は必ず他の日に影響する。つまり、集中して学習できるはずの別の休日が、疲労のために潰されてしまうことになるのだ。さらに体が参って、体調を崩すと大幅に勉強は遅れるし、会社を休まなくてはならない状態になったことも何度もあった。

そんなこんなで、その会社で働き始めて3ヶ月ほど過ぎたあたりで、さすがに学習の方が心配になりはじめた。

ところで入社して配属されるとすぐに、現場の職長との面談があるのだが、私はそこで正社員登用希望と言ってあった(実は大して登用してくれるわけでもないのに、現場責任者はこの点をかなり重視する。正社員希望者はマジメでやる気があるとみなされるのだ)。ただし、社労士の試験勉強をしていることも同時に伝えていた。要は本気で社労士を目指しているということはひた隠しにして、単なる資格マニアを装っていたのだ。
この戦略は今でも決して間違ってなかったと思っているが、それでもなかなか休出を断るのには苦労した。毎月頭に出勤表が張り出されるのだが、そこには当たり前のように休出のハンコがダダダダーッと押されている。まさに休出するのが当たり前という雰囲気。そして断る方が頭を下げなくてはならないのだ。
ちなみに1社目の(期間工をやった)会社では、休出を頼むときにはひとり一人に確認を取って、上司の方から頼みに来たものだった。
まあ、そんなことを言っていても仕方ないので、私はここで徹底的に下手に出て、必死に職長に頭を下げまくって、休出を勘弁してもらうようにした。心の中では、権利は自分にあるということを知りつつも、それは前面に出すことなく、ひたすら上司の感情に訴え続けた。粘り強く、ネチッこく面従腹背の労使協調路線だ。それでも全てを断ることはできず、月に1〜2回は休出せざるを得なかった。

kimmasa1970 at 20:35コメント(1)トラックバック(1) 

2007年09月03日

 この話は本当は数値化できると理解しやすいのだが、自分の記憶がいつの学習によって身についたかを全て辿るのは難しいので、どうしても感覚的な話になってしまう。
 私の経験から言えば、その効果については確信を持っていたわけではなかったものの、最善を尽くすには自分の使える時間を有効活用するしかなかった。ただ、それを今から振り返ると、そういった細かい工夫がもたらした得点力は結構大きかった気がする。無理矢理数値化するなら、全体の得点力の中の3〜4割は細切れの時間の活用から生まれたという感じだ。
 社労士試験の学習は忘却との戦いだとよく言われる。これはもう、繰り返し知識を整理し直す(私の場合、暗記は苦手だったため、横断やら語呂合わせやら、様々な方法を使って「整理」することを意識した。限られた「暗記力」の中に、できるだけ情報を「整理」して詰めることで、得点力を稼ごうとしていた)しかないのだが、通勤時間に講義や解説のテープを聞いたり、10分間の休憩時に過去問を解いたりすることで、かなりの記憶がキープできる。
 そして、意外と見落としがちなのは、そういう細切れ時間の学習は、確実に集中力を発揮できるという点。休みの日に10時間勉強するのと、細切れの10分間を10時間分積み重ねるのとでは、量的には後者の方がよく詰まる。
 ただし、新しい科目を一から理解していくような時には、まとまった時間が必要だ。したがって、細切れ時間の学習には自然と既に学んだ範囲の復習やアウトプットが中心になっていく。
 だから学習の初期の段階では、まとまった時間が思うように取れないと理解が進みにくいように感じるかもしれない。私も仕事が忙しかったりすると、学習に不安を感じることがよくあった。でも、その先に必ず忘却との戦いは訪れるので、その時に細切れ時間の学習が効果を発揮するのだ。それらが積み重なって、1年後に本試験を迎えたときには、相当な部分が細切れ時間の学習によって身についていることになる。
 本試験で7割の得点力を身に付けることは、特別な才能を持っていなくとも、ある程度の時間さえかけて、正しい学習方法を選択すれば、それほど難しいことではないと思う。ただ、その途上で諦めてしまう人間が予想以上に多いのだ。

kimmasa1970 at 17:04コメント(0)トラックバック(0) 

2007年08月31日

本試験のチラシ配りを手伝った時に、IDEの職員の人と色々な話ができた。
その中で、合格率の話があった。
私の方から質問したのだが、IDE通信講座の合格率は一体どのくらいなのだろうか?

なんと4人に1人合格するらしい。
合格率8%の試験で、IDEは25%。

予備校の情報収集能力というものは恐ろしい。
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kimmasa1970 at 15:21コメント(0)トラックバック(0) 

2007年08月26日

2007/08/26
本試験を受験された皆さん、本当にお疲れ様でした。
私にとってもこの日はいろいろな思い出の詰まった記念日です。
今日は、去年運良く合格させてもらったご恩返しのつもりで、IDE社労士塾の直前予想問題&解答速報配りに参加してきました。

IDEの担当者さんからお聞きした話ですが、すでに開業している社労士の方で、今でも毎年本試験を受け続けている人がいるそうです。受験料9000円を負担して、実際に本試験日に会場まで足を運んで受けておられるそうです。自分自身の知識の確認と、受験して合格できたからこそ今の自分があるという原点を忘れないためだそうです。

確かに本試験の独特の雰囲気は、自分を原点に立ち返らせてくれます。
あのときの、必死だった自分が蘇ってくるのです。
社労士になるんだと自分に誓って、コツコツと勉強していた頃の自分。
果たして今の自分の生き方が、正しいのかどうか? 過去の自分がどう思うのか?
そういったことを確認できる日だと思います。

苦労は人を裏切らないというのが多くの人の経験則でしょう。
良い結果が出なかった人も、今この時の苦労が自分に返ってくる日がいずれ来るはずです。
カンカン照りの猛暑でしたが、心も熱くなる一日でした。ブログパーツ

kimmasa1970 at 21:27コメント(2)トラックバック(0) 

2007年08月24日

10月。
2社目の期間工の仕事が始まると同時にIDEから教材が届き始めた。

私の場合はカセットなしのコースだったので、
・テキスト
・条文順過去問題集
・板書マスター
・理解度チェック問題
・書式事例集
・添削問題
・会報(ideaじゃあなる)
が、主な内容。

テキストや条文順過去問題集は労働基準法から順に届く。
年内に安衛、労災、雇用、徴収法くらいまで届いたと思う。

その後、健保、国年、厚年。
社一や労一が届くのは4月か5月頃だ。

この年は特に労一の法改正が多かったらしく、テキスト配布が遅延したことに対するおわび状が同封されていた。

実際に教材を手に取ってみて、真島の基本書との違いが一目で分かった。
テキストは完全にモノクロ印刷。文字の大きさもほとんど統一されていて、ある意味、単純なつくりだ。レイアウトの面白みはまったくない。
でも、実際に学習するにはとても使いやすかった。
まず、当たり前だが、誤植がない。
これは去年の学習でも条文順過去問題集を使っていたのである程度予測していたが、ほとんど完璧だった。
そして、余白がタップリある。これは自分なりの理解や暗記法を書き込むのにとても便利。

後から聞いた話だが、IDE塾のテキストは、非常に細かい内容まで載っていて、分量が多いことで有名らしいが、私が読んだ限り、無駄な記述はなく、大事なポイントが省略なしで書かれているため、実に理解がしやすかった。

私の勉強法は、まずテキストを1章分読む。次にその分の内容について、理解度チェック問題を解く。そして分からなかったり間違えたりしたところをもう一度熟読し、板書マスターなどを調べる。それでも理解できなければ電話で質問する。

そしてそれらが一通り終わると、今度は本格的にアウトプット学習をする。
これには、インターネットで手に入れた去年の答案練習ゼミの問題を使用した。
答案練習ゼミの教材の中身は以下の通り。
・選択式15問
・択一式15問
・1問1答30問
・添削問題
・各問題についての解説テープ

これらを一通り回すと、かなりの内容が身に付いた気になったものだ。
実際、添削問題の正解率は90%以上だったと思う。ブログパーツ

kimmasa1970 at 19:32コメント(0)トラックバック(0) 

2007年06月18日

さて、久しぶりに受験時代の話である。

平成17年の6月一杯で会社(某トヨタ系メーカー)を期間満了退社した私は、毎日朝から晩まで勉強漬けの生活を始めた。

7月末に模試を受けるのを決めたはいいが、7月頭の段階で国年と厚年、社一がインプットすら手つかずの状態。

無理やりラストスパートしたが、手ごわい3科目が終わるわけもなく、模試(TAC)の成績は散々なものだった。
択一は70問中、20点台。
ただ、選択は苦しまきれに選んだ回答がかなり当たって、3点を下回ったのは手つかずだった社一のみ。

その一週間後のLECの試験も似たような結果で、択一がどうにも歯が立たない。
とにかく分からない問題が多いとどうしても時間を取られてしまうのだ。そのせいで後の方で取り組む科目は時間が足りずに慌ててしまい、ケアレスミスの連発。
涼しい顔で答え合わせをしている周りの受験生たちがすごい人に見えた・・・。

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kimmasa1970 at 23:29コメント(4)トラックバック(0) 

2007年05月13日

平成17年7月1日、私は晴れて無職の社労士受験生となった。

今日からは汗だくで働かなくていい。

毎日、朝から晩まで勉強して、これまでの遅れを取り戻し、なんとかして今年の試験に合格するのだ。

生活費は失業保険で賄える。

試験日は8月28日。

現時点での学習進捗状況は、労基、安衛、労災、雇用、徴収、労一、健保までのインプットが終わったところ。アウトプットは過去問を一回まわした程度。

絶望的に遅れているが、今日からは毎日が勉強DAYだ。取り戻してみせる!


まずは模試を受けることにした。7月第3週にTAC、第4週にLEC。
この模試までの間に、なんとかインプットを全科目終わらせる。

朝9時から午後7時まで、図書館の自習室に籠る。
図書館が休みの月曜日はマクドナルドでひたすら勉強。

ところがショッキングな出来事が・・・
雇用保険の手続きで職安に行ったとき、自分が7日間であるはずの待期の期間を3日間と勘違いしていることに気づいたのだ。

ヤバイ…。こんなことすら忘れているなんて。
インプットすればするほど、前に学習した内容を忘れていっている。
だが、1回転目のインプット学習すら終わっていない段階では、戻って復讐する時間はない。
一体どうすればいいのか?ブログパーツ

kimmasa1970 at 18:15コメント(0)トラックバック(1) 
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