開業塾

2008年02月10日

社労士開業塾の名古屋プロゼミ2期の初日懇親会に参加してきた。
今年もなんと18名も受講生が集まった。やっぱ本気の人は13万払ってでも参加するんだと改めてモチベーションの高さに感動!

自分も一年前は彼らと同じ、資格を取り立てのホヤホヤで、右も左も分からずに藁をも掴む思いで参加した。
正直言って開業塾なんて、後から思えばそんなに大したことをやるわけではない。ビジネスガイドにだって載っている程度の内容だ。
でも、その時の自分はビジネスガイドすら知らなかった。知り合いがなにわプロゼミに参加したときのことがブログに書いてあるのを読んで、「何かある!」と直観を信じて申し込んだ。13万は大金だったが、それまでの人生でもそのくらいのお金を無駄にしたことは何度もあったので、覚悟を決めた。

私が感じたのは、開業塾の講義自体は基本的なことであっても、そこで出会う様々な人から学べることはとても奥が深いということ。正直、価値から言ったらそっちのほうが高いかもしれない。社労士として以前に、まず人間として学ぶべきことがたくさんあった。そして、大金を払っていたからこそ、必死になって吸収しようとした。

まだ私も成功しているとは言えない社労士だが、人生には近道もなければ遠回りもないと思っている。それまで歩いてきた人生はその人しか持っていない財産だ。若い人には経験が少ないかもしれないが、時間がある。時間が少ない人には経験がある。

自分の持っている武器を最大限生かして、世の中の役に立つようにがんばれば、道は拓けるはず。無責任なようだが、それがこの一年間やってきた結論だ。

北村先生も言われていたが、顧問先の社長なんて、こっちがそんな大した人間だとは思っていない。だから自分の出来ることを一生懸命やればいい。知らないこと、できないことは有って当然。大事なのはどこまで努力できるか。その姿勢を見られている。

社員の中に開業している人間と同じくらい努力している人間なんて、そうはいない。野良犬が飼い犬に負けるわけがないというのは、理屈で考えても分かるはず。それでも飼い犬でいたいか?

おそらく誰だって、受験の時には苦労したと思う。これから開業するのだって、きっと苦しいと思う。でも、その苦しさをがんばるからこそ、力が付く。痛みを味わっているからこそ、他人の痛みも分かってあげられる。そうやってがんばっている人には、ちゃんとそれだけのオーラが宿る。

だから、損得勘定だけしてリスクから逃げる人は、それだけの人生しか得られない。自分の子供が親を見たとき、リスクを恐れて挑戦しなかった親と、本当にやりたいことに挑戦した親と、どちらを望むだろうか? どちらを尊敬するだろうか?
リスクなんて言っても、別に失敗したからって命まで取られるわけじゃないはず。大阪の中土井先生も言われていたが「やってみればいいんだ」「やれば分かる」。
私がプロゼミで学んだのはそういうことだった。

kimmasa1970 at 23:33 
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